10年運営してきた期間中に、数名のスタッフを雇用していたときがあります。
そこでは自分がプレイヤーとして業務にあたるときとは違う「マネジメント能力」が試されました。
同じEC業界の中の経営者たちを見ると店舗運営のやり方・人の使い方が全然違います。
今回は自分で人を雇用した時の経験と、他の同業者たちの雇用タイプなどを交えながら雇用することについてお話していきます。
ECビジネスで初めての雇用

個人事業時代に一人のスタッフを雇ったのが始まりでした。
商品梱包・発送・管理・顧客管理・在庫管理に一人では限界があったためです。
それまで数年間、一人ビジネスだったのでとても新鮮だったのを覚えております。

しかし半年も経たずに辞めてしまうことに。。
もしかして自分にもなにか悪くところがあったかもしれないと感じました。
できるだけブラック企業にならないようにサービス残業させない・社会保険完備・年2回の賞与を与える。
このように働きやすい環境を整えた上で再度スタッフ募集をし、そのうちにだんだんと人が増えていくようになりました。
零細企業に応募してくる人たち
ウチのような零細企業に募集してくれる方はパート感覚の女性が応募してくれるのが大半です。
実際に面接する際には、その短い時間でその方のことを知るには限界があります。
その頃の自分の中での採用条件の一番の決め手は明るく元気があるかどうか。
どうせ一緒に働くのであれば楽しくやりたいなと考えたためです。
雇用して分かったスタッフさんたちの個性
何人かスタッフを雇い感じたことは、それぞれ皆さん個性があります。
仕事は早いけどあまり気が利かない人。
仕事は遅いけど気が利く人。
褒めると伸びる人。などなど
僕はできるだけ相手によって接し方を変えたりはしませんでした。
その方が平等性を保つためにはいいと考えたからです。
気が利くタイプの人
気が利く人はこちらが気が回らないようなことにも気が付いてくれて有難い反面、余計なことにまで気を回す習性がありました。
ですが、自ら率先して動いてくれるのは、こちらのタイプの方です。
「会社のため・店舗のため」と思って働いてくれます。
気が利かない人
気が利かない人は、基本的にはこちらが指示したこと以外は何もしません。
しかし、気が利かないからと言ってダメというわけでもないです。
このタイプの方は自分の業務には責任を持って取り組んでくれる傾向にありました。
特に年齢が若い人はその傾向が強く、自分のために働いているタイプはこちらです。
雇っているのにストレスを抱える
人間が作業するのでヒューマンエラーは出ます。そのことでスタッフを叱ったことはなかったです。
しかし、全員が全員こちらの言うことを素直に聞いてくれるかというとそうでもないです。
まさか雇っている立場なのに人間関係のストレスを抱えるとは思いませんでした。
意外とこちらの思った通りにならないことも多いです。
人を雇って初めて上司の気持ちが分かりました。
同業者たちの雇用状況
同業者の中にはずっと一人で運営している人や、何十人も人を雇い会社を大きくしていく人など、
やり方は様々です。
自社スタッフを多数雇用するタイプ
このタイプの社長さんは自分の役員報酬などをあまり気にしない人が多く、
会社をどんどん大きくしてスタッフとともに自分も業務を楽しみながら成長したい。と思っています。
社会保険・雇用保険などの加入が必要ですので当然コストは掛かりますが、
実際に会社の売上・利益が上がっていくのはこのタイプの会社が多かったです。
人に仕事を任せてしまえば、プレイヤーである必要はなくなります。
自社スタッフゼロ。すべて外注スタッフ
社長一人が役員として登録し、自社スタッフではなくすべて外注のスタッフとしてアウトソーシングするパターンです。
こちらの利点は社会保険や雇用保険の登録が不要なので、その分コストが浮きます。
そのほとんどが自社の事務所で働いてもらうのではなく、外注スタッフさんの自宅でリモートワークで働いてもらいます。
事務所を構えずに、バーチャルオフィスの法人登記でも可能です。
コスト削減/人間関係に悩まない/自由度が高い
これらのメリットがありますが、社長自身がずっとプレイヤーでいる必要があります。
雇用は難しいからプレイヤーでいる
自分の業務だけでなく、人の管理をするというのは思った以上に大変な作業でした。
こちらの思惑通りに動いてくれるばかりではないので、雇っている立場とはいえストレスがかかった時期もあります。
雇用拡大して成長できる会社社長さんの特徴として2つのパターンがあると感じました。
・社長自身にプライドがないこと
・社員全員に嫌われても、全然大丈夫な人
このどちらにも当てはまらないのであれば、自分がプレイヤーとして運営していく方がいいと感じます。
僕には雇用は難しすぎました。
今後、気が変わらない限りは人を雇うことはないと思います。
今回は以上です。